インフルエンサーキャスティングの費用相場と、依頼前に決めておく5つのこと
インフルエンサー起用は、単発で当てにいくより「条件を先に決めておけるか」で結果が変わります。費用相場、発注書に書くべき項目、ステマ規制への対応まで、実務の順番で整理します。
費用相場は「フォロワー数×2〜4円」が基本
1投稿あたりの報酬は、フォロワー数×2〜4円が目安とされています。フォロワー数が10万規模なら20万〜60万円という計算です。依頼方法による違いは次のとおりです。
| 依頼方法 | 費用 | 手間 | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| 直接依頼 | マージンなし | 大(選定・交渉・進行を自社で持つ) | 起用したい相手が決まっている |
| プラットフォーム利用 | 中 | 中 | 候補を数多く比較したい |
| キャスティング会社 | 月額5万円以上/最低利用額20万円以上が目安 | 小 | 複数名を同時に動かす、炎上リスクを抑えたい |
依頼前に決めておく5つのこと
| 決めること | 決めないとどうなるか |
|---|---|
| 目的とKPI(認知か獲得か) | 選ぶ相手がぶれる。認知目的でリーチの広い人を選んだのに、売上で評価して失敗と判断してしまう |
| 二次利用の範囲(広告転用の有無) | 後から広告に使いたくなり、追加交渉で揉める。相場も変わる |
| 投稿本数と期間 | 1本で終わり、記憶に残らないまま終了する |
| NG表現・競合縛り | 同時期に競合の案件を受けられ、訴求が薄まる |
| 効果測定の方法 | 専用URLやクーポンを仕込み忘れ、成果が測れない |
ステマ規制への対応は、依頼した側の責任
2023年10月1日から、事業者の広告であることを一般消費者が判別しにくい表示は景品表示法上の不当表示に該当します(令和5年3月28日内閣府告示第19号)。ここで重要なのは、措置命令の対象になるのは広告主である事業者側だという点です。インフルエンサー任せにせず、依頼条件として明示してください。
発注時に必ず入れる条項
- 投稿の冒頭に、広告・PRであることが分かる表示を入れること(末尾のハッシュタグに紛れさせない)
- 表示は「#PR」「タイアップ投稿」など、一般の人が見て広告と分かる表現にすること
- 投稿前に当社が内容を確認すること(確認の期限も明記)
- 投稿を削除・非公開にする場合は事前に連絡すること
- 体験していない内容、事実と異なる感想を書かないこと
実務的には、隠すより「PRであることを明示したうえで、それでも見たくなる企画にする」ほうが結果も出ます。明示していても伸びている投稿はいくらでもあります。
発注書に入れておく項目
フォロワー数で選ばない
- 保存率・コメントの質:数より、実際に反応している人がいるか。コメントが絵文字だけで埋まっている場合は要注意
- 商材との文脈の一致:普段の投稿の流れの中で不自然にならないか
- 過去のPR投稿の伸び方:通常投稿とPR投稿で数字が落ちすぎていないか
- フォロワーの属性:可能なら年代・地域の内訳を出してもらう。地域商圏の商材で全国のフォロワーが多くても成果につながりません
よくある質問
フォロワーが少ない人に複数名頼むのはどうですか?
商材によっては有効です。フォロワー規模が小さいアカウントのほうがコメントや保存の反応率は高い傾向があり、単価も抑えられます。ただし人数が増えるほど進行管理の手間が増えるので、5名を超えるならキャスティング会社を使うほうが現実的です。
投稿内容はこちらで決めるべきですか?
訴求ポイントとNG事項だけこちらで決め、表現は本人に任せるのが基本です。台本を渡して読ませると、普段の投稿と文体が変わり、フォロワーに違和感を持たれます。事前確認で事実誤認だけ潰してください。
効果はどう測ればいいですか?
専用URLかクーポンコードを必ず用意してください。投稿だけしてもらって後から成果を測る方法はありません。あわせて、投稿前後の指名検索数の変化も見ておくと、直接のクリック以外の効果が把握できます。
炎上が心配です
過去の投稿を一定期間さかのぼって確認する、政治・宗教・時事の発信が多い相手は避ける、といった事前チェックが基本です。加えて、万一の際に投稿を取り下げる条件を契約に入れておいてください。
弊社代表はインフルエンサーマーケティング会社の役員としても活動しており、インフルエンサー・芸能人のキャスティングにも対応できます。動画・SNSの制作チームを持っているため、起用して終わりではなく、撮影・編集・二次利用までまとめてお引き受けできます。
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